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園児と野菜作り体験 興味を広げるきっかけに

青柳担当理事に教わりながらジャガイモを植えつける園児

JA松本ハイランド山形支所では、支所協同活動「夢あわせ農園」の一環として、山形村にある山形保育園の年長園児を対象とした野菜作り体験に毎年取り組んでいる。園児たちが野菜の育つ過程を知り、自然と向き合うことの難しさ、土に触れることや収穫することの楽しさを体験することで、同村の農業に興味を持ってもらい、地産地消への理解を醸成することが目的だ。
5月10日、年長園児54人が同支所のJA役職員ら9人の指導のもと、枝豆とトウモロコシの種まきとジャガイモの植えつけ作業を行った。JA役職員が「種は2粒ずつ、種芋は1つずつ穴に入れたら、しっかり土をかぶせよう」と説明。園児たちはていねいに種や種芋を穴に入れると、「大きくなあれ」と声をかけながら、願いを込めて優しく土をかぶせていった。また、生分解マルチの使用や可能な限り農薬や化学肥料を使用しない地球環境への配慮をした栽培を行おうと、通路には雑草対策と緑肥にするためのマルチ麦を播種。園児たちが手押しの種まき機を使い、力をあわせて種まきを行った。
同支所の青柳寛担当理事は「この活動を通して土にふれたことが思い出に残り、地元の農業や農産物を知るきっかけとなってくれたらうれしい」と話し、同園の村田明美先生は「去年の様子を見て、今年の年長園児も活動を楽しみにしていた。体験を通して農業をいいなと話す子どももおり、興味が広がるきっかけにもなっている」と話した。
今後は草取りや間引きなどの管理作業を同支所と同園が協力して行い、8月の収穫をめざす。また、6月にはサツマイモの定植と昨年の年長園児が植えたニンニクの収穫を行う予定だ。