JA松本ハイランドでは4月下旬から5月初めの大型連休中、家庭菜園向けに野菜苗や花苗を販売する苗物市を毎年開催している。今年は、4月29日から5月8日にかけて、同JA朝日支所ハイテク野菜苗生産工場隣ガラスハウス、あぐり資材センター寿・和田・川手・筑北、島内支所、山辺ぶどう集荷所、聖南支所など各店で開催した。
4月29日より同苗物市を開催している同JA朝日支所のガラスハウスでは、約50種類ほどの苗が並び、訪れた買い物客が開店前より列をつくるなど、賑わいを見せていた。今年は新型コロナウイルスが5類に移行することもあり、昨年より多くの来場を見込む。
来場した女性は「ここの苗は品質がよいため自分の畑で播種したものよりも育ちが良い。10年ぐらい前から欠かすことなく来場しており、我が家の恒例行事になっている」と笑顔で話した。
同JAの上條典泰理事は「3年間新型コロナウイルスの影響で積極的な宣伝をせずに運営をしてきたが、毎年この苗物市を楽しみに来場してくれる方がいることに感謝している。苗物市を通じて農業に興味を持っていただき、JAのファンづくりにつながればうれしい」と話した。