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スイカ販売好調 発足以来、最高単価

総会に出席した関係者ら

JA松本ハイランドすいか部会は2月20日、第31回すいか部会通常総会を松本市のJA波田支所で開いた。代議員ら23人が出席。22年度の事業報告や23年度の事業計画、個選共販専門部の設立など7議案を審議し、可決した。22年度の販売額は、前年比111.6%と前年を上回ったことを報告。JA松本ハイランド発足以来の過去最高単価となった。
部会役員が22年度の生産経過について報告。肥料や飼料をはじめとした幅広い農業資材の価格高騰に加え、記録的な円安や原油価格の高騰による生産コスト上昇が農家経営を圧迫していることから、部会による生物農薬の購入助成などで部会とJAが一丸となって生産の維持・拡大と品質向上につながった。また、選果機の更新による選果精度の向上、品質を重視した生産者の生産出荷への取り組みやシーズン中の猛暑などが好調な単価に繋がり、販売額を積み上げたことが報告された。
23年度も、多様な需要に対応していくため、総合的なスイカ供給産地として安定生産と品質の向上に努め、生産基盤の強化に取り組む事を確認した。
百瀬賢成部会長は「前年は品質面で苦労したが、本年は生産者、JAが一丸となった取り組みと新選果機の精度向上による、松本ハイランドすいかのブランドの信頼回復につなぐことができた。今後も、おいしいスイカを供給していきたい」と意気込んだ。
あわせて、品質や生産意欲の向上、部会員の団結を高めようと、優良出荷者表彰も行い、3部門で計7人を表彰したほか、特別賞として長年スイカ栽培を続ける3人を表彰した。受賞者は今後、営農指導員のスキルアップを目的とした営農アドバイザー研修や、同部会すいか研究部の活動に協力し、技術や知識を伝える。