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31文字に思いをのせて 短歌教室交流会初開催

短歌について意見交換を行うメンバー

JA松本ハイランドは2月14日、夢あわせ大学カルチャー部門短歌教室(通信制)の全体交流会を塩尻市にある同JA広丘支所で初めて開催した。メンバー9人が参加し、この日のために用意した短歌を持ち寄り、披露。同JAではコロナ禍で集まらなくてもできる活動として、各自の作品を講師に提出し、添削してもらうことで短歌を身近に感じてもらえるよう取り組んできた。
今回の講座では塩尻短歌館の藤森円指導員を講師として招き、今までは通信講座ということで一度も集まることがなかったメンバーが初めて顔をあわせ、ペンネームと一緒に自己紹介した。その後、それぞれの短歌を披露し、講師のアドバイスを受け、「語尾を変えたらどうか」など皆で意見を出し合い交流を深めた。メンバーから「突如降った大雪に驚きながらもよろこぶ孫の姿」や「親孝行ができないままこの世を去ってしまった母を想う歌」など季節感や喜怒哀楽を表した個性が光る短歌が発表された。
講師の藤森さんは「短歌は31字ですべてを表すが一文字ごとにそれぞれの思いが込められている。今日の経験を大切に仲間と楽しんでいきましょう」と笑顔で話した。参加した臼井喜子さんは「メンバーみなさんの歌を拝見することはあってもどんな方がどんな思いで書いているのか知らなかったので、とてもよい機会になった。これからも短歌を通じてさまざまな人生観に触れていきたい」と意気込んだ