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お米に親しみ持ってほしい 園児が田鯉を水揚げ

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水揚げを楽しむ片山さん(右)と園児ら(2日 松本市にて)

JA松本ハイランド今井地区有機低農薬米研究会は9月2日、松本市今井地区にある「田鯉米田」で、今井保育園の年長園児21人を招き田鯉の水揚げ作業を行った。30年以上前から有機低農薬米の栽培に取り組む同研究会が、食農活動の一環として、子どもたちが農業に触れ、地域の安全・安心なお米の生産方法を知ってもらおうと毎年実施しているもの。今年の7月、約3アールの「田鯉米田」に稚魚700匹を放流。田んぼに鯉を放流することで、除草剤の散布回数を減らし、安全でおいしい米づくりを行っている。
当日は同研究会の会員や同JA今井支所の役職員のほか、同JAがオフィシャルスポンサーを務める松本山雅FCスタッフの片山真人さんと飯田直輝さんが、園児とともに田鯉を水揚げ。稲刈りを前に役目を終えて、10~15cmほどに成長した鯉のつかみどりをした。園児たちはスタートの合図とともに一斉に田んぼに駆け出し、稲をかき分けながら鯉を捜索。最初は泥の感触に戸惑いながらも、鯉を見つけると「大きいのいたよ!」「いっぱいいるよ!」と歓声をあげながら追いかけ、夢中になって次々と捕まえていた。
同研究会の櫻井理会長は「お米がどのようにできているかを知ってもらうことで、お米に親しみを持ち、たくさん食べてもらえたらうれしい」と話し、同園の上村元子園長は「子どもが自然に触れ、地元である今井地区の農業についても知ることができる貴重な機会となっているので、ありがたい」と話した。