JA松本ハイランド青年部塩尻支部は6月19日、塩尻市の広丘地区にある圃場で「玉ねぎ収穫まつり」を開いた。参加者自身が玉ねぎを収穫し、1500円で10キロネットに詰め放題。玉ねぎの収穫体験を通して、地域の人に気軽に農業に親しんでもらうとともに、農と食の喜びを感じてもらおうと企画し、今年で2回目となる。
昨年の11月に同部員と同JA塩尻支所と広丘支所の役職員が協力し、16アールの圃場に約3万株の玉ねぎを定植した。前回よりも品質の高い玉ねぎをめざし、土質の改善やこまめな追肥などの管理作業に取り組んできた。また、今年はところどころに赤玉ねぎを混ぜて定植。種類の違う玉ねぎが隠されていることで、収穫をより楽しんでもらおうと工夫したものだ。
当日は開始時間前から、収穫を楽しみにした家族連れなど地域住民が多く集まった。参加者は大きく育った玉ねぎを力いっぱい引き抜いて収穫し、次々ととれたての玉ねぎをネットに詰め込んだ。収穫の途中で赤玉ねぎが見つかると、子どもたちは歓声をあげて家族に報告するなど、収穫を楽しんでいた。続々と訪れる参加者によって、約3万株の玉ねぎの収穫が午前中で終了してしまうほどの大盛況となった。
同支部の百瀬良樹支部長は「今年は豊作となり、大勢の地域の方に収穫を楽しんでもらうことができてよかった。地元で作った玉ねぎを味わってもらい、農業の楽しさや食の喜びを知ってもらえたらうれしい」と話した。