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手づくり門松に来年の幸福祈る 門松づくり講習会を開催

講師が実演しながら門松を製作した

JA松本ハイランドの子会社で、同JAと松本市山辺地区のぶどう農家などが出資する「株式会社ぶどうの郷山辺」は12月19日、山辺ワイナリーで門松づくりの講習会を開いた。同ワイナリーの知名度向上を目的に10年ほど前にはじめたイベントのひとつで、いまでは年末の恒例行事として定着し、地域住民を中心にリピーターも増えてきている。今年は、20人が参加し、伝統的な門松のつくり方を学んだ。
講習会では、同市寿北で花苗や野菜苗の栽培、しめ縄、松飾の製作、販売などを行う塩原園芸の3人が講師をつとめ、同JA管内の素材だけをつかった昔ながらの門松の製作方法を指導。土台の鉢に竹を立て、砂を入れて固定したあと、松や梅、杉の葉、ナンテンなどで飾り、華やかに仕上げた。参加者は、一つひとつの素材にどのような意味があるのかを講師から教わりながら、新年がいい年になるように願いを込めてていねいに作業をすすめた。門松は高さ150cmと90cmの大小2種類で、参加者が事前につくりたい大きさを選択。2時間ほどで参加者全員が作業を終え、立派な門松を完成させた。
参加者は「自分の手で作った門松は愛着がわく。幸福を運んでくれたらうれしい」と笑顔を見せ、講師を務めた塩原大さんは「近年、門松を置かない家が増えてきている。日本の伝統を守るためにも毎年、多くの人に参加いただき、作り方を学んでほしい」と話した。