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摘果作業に感謝を込めて 生産者から生徒へリンゴのプレゼント

中川校長(左)にリンゴを手渡す上條部会長(中)と村山支部長(右)

JA松本ハイランドりんご部会今井支部と山形果樹部会は11月24日、松本市山形村朝日村中学校組合立鉢盛中学校に同JA産のサンふじ15ケース(540個)を寄贈した。今年5月の繁忙期に、同学校の2年生と3年生の生徒にリンゴの摘果作業を協力してもらったお礼と、地元で採れたリンゴのおいしさを知ってもらおうと企画したもの。寄贈したリンゴは全学年生徒と教員が各家庭へ持ち帰って味わう。
当日は同支部・部会の村山善成支部長・上條泰清部会長が同校を訪れ、中川満英校長にリンゴを贈呈。村山支部長は「凍霜害の影響もあり、今年の摘果作業は難しかったと思うが、生徒のおかげでいいリンゴとなった。栄養満点のリンゴを食べて、寒い冬を元気に過ごしてほしい」と話し、中川校長は「農業体験学習は生徒のキャリア教育の一環として重要視している。摘果作業の大切さや、生産者が丹精込めた貴重なリンゴであることを生徒に伝えながら渡したい」と力を込める。
同校のリンゴ摘果作業は、生徒に地域の産業である農業への理解を深めてもらうことが狙いで、受け入れた農家も人手がかかる作業の時期に労働力を確保できるなど、互いにメリットが大きい取り組み。総合的な学習の時間を活用し、1年生から地域農業について学ぶ。実家が農家である生徒の割合が少なくなっているが、毎年、卒業生のうち、農業高校へ進学する生徒もいるなど、農業への関心を深める一つの要因となっている。