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エゴマを収穫 遊休荒廃地を復活

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エゴマの収穫を行った

JA松本ハイランド聖南支所は10月14日、支所管内の筑北村の畑でエゴマの収穫を行った。地域に食と農の共感を広げようと取り組む体験型農園「夢あわせ農園」の一環。同支所のある筑北村では、獣害対策としてエゴマの栽培を推奨しているため、昨年から遊休荒廃地を有効活用にエゴマの栽培に取り組んでいる。今年は6月に定植してから草取りや間引き作業など協力して管理作業を行ってきた。
当日は同支所運営委員や地域住民、地域おこし協力隊、JA役職員など15人が参加。葉が黄色く色づき始め収穫適期を迎えたエゴマを、機械で根元から収穫。刈り取り乾燥させるため同JAのハウスへ運び込んだ。1ヵ月程度乾燥させてから実を収穫する。今年は天候の影響で管理が難しかったものの、約40キロの収量を見込んでいる。また、摘芯した葉の一部は同村の開発公社に提供することで葉を入れたエゴマふりかけとしても活用されている。収穫したエゴマは油に搾り活用する計画だ。
同支所の一之瀬知卓担当理事は「元が荒廃地だったのでここまでになるのに苦労はあったが、協力の輪が広がることで収穫につなげることができた。今後はエゴマの量を増やしたり、違う作物や花などと育てたりすることで、興味を引く農園にしていきたい」と意気込んだ。
同JAでは、組合員や地域住民を中心とした多面的な協同活動の実践に向け、体験型農園「夢あわせ農園」を支所を拠点に開園している。農作業を通じて収穫の喜びや農家の苦労を伝えることで食と農への共感を醸成し、農業の大切さや、協同活動の楽しさを地域に広げている。