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農業を身近に感じて 稲刈り前に鯉を水揚げ

田んぼで鯉を捕まえ喜ぶ園児

JA松本ハイランド今井有機低農薬米研究会は9月7日、松本市今井地区の「田鯉米田」で今井保育園の年長園児ら25人を招き田鯉の水揚げ作業を行った。食農活動の一環として、子どもたちが農業に触れ、地域の安全・安心なお米の生産方法を知ってもらおうと実施しているものだ。5人の生産者で構成する同研究会は、30年以上前から有機低農薬米の栽培に取り組んでおり、今年は3アールの水田で田鯉米を栽培。田んぼに鯉を放流することで、除草剤の散布回数を減らし、安全でおいしい米づくりを行っている。また、これらの活動は園児たちの農業体験の場としても大きな役割を担っている。
今年の7月に同会と園児らで稚魚1000匹を放流してから、除草などの役割を果たしてきた鯉を水揚げ。「せーのっ!」の掛け声のもと、一斉に田んぼに入った園児たちは、最初は泥の感触に戸惑っていたものの、鯉を見つけると歓声を上げながら捕まえようと奮闘。全身泥だらけになりながらも、「いっぱい捕まえた!」「大きい鯉見つけたよ!」と楽しそうな笑顔とともに全ての鯉を捕まえた。
同研究会の櫻井理会長は「自分たちが日々食べているお米が、どのようにできているかを知ってもらいたい。親子で農業について話すきっかけになったら嬉しい」と話し、今井保育園の上村元子園長は「今井は農業が盛んな地域。土に触れ、地域の人と交流することで、地域の温かさを感じて、今井地区で育ったことを誇りに感じてもらいたい」と話した。