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「炊飯・米飯商品米国際コンテスト」で「有限会社北清水」が受賞 ブレンド米を初出品

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賞状を手にする清水社長(中)ら

JA松本ハイランド管内の農業法人「有限会社北清水」は、「令和2年度炊飯・米飯商品米国際コンテスト」に「風さやか」と「コシヒカリ」のブレンド米を出品し、白米大賞で特Aランク賞、お米のブレンダー賞でA賞を受賞した。同コンテストへのブレンド米の出品は長野県内で初めてだ。
同コンテストは愛知県で米の品質分析や評価事業を行っている株式会社アイホー炊飯総合研究所が主催し、全国から出品された令和2年度産米94点のなかから、玄米・白米の千粒の重さや成分品質、ミネラル値などで審査。白飯、タレ物、丼物など用途別に相性が評価された。また、お米のブレンダー賞では品種ごと千粒ずつの重さや粒揃いが整っているかといったブレンド技術が評価された。
同社は松本市島内地区で「コシヒカリ」や「風さやか」など水稲20ヘクタールを栽培。畔にハーブを植えて害虫対策を行うなど、安全安心な有機栽培に取り組んでいる。前年の同コンテストで「コシヒカリ」の単一銘柄で丼物大賞の大賞など合計5つの賞を受賞したことから、さらなる長野県産米のブランド確立と、新たな米の楽しみ方の提案として、ブレンド米の研究に着手。長野県の産地品種銘柄である「風さやか」と「コシヒカリ」とのブレンド米の出品を決めた。粒が大きく食感がある「風さやか」に甘みと香りが強い「コシヒカリ」を合わせることによって、味わいに深みを出した。さまざまな調合を研究し、比率を変えた2種類を出品。どちらも白飯に適したお米として特Aランクの高評価を得た。
同社の清水久美子社長は「今回ブレンド米に挑戦したことで、長野県のお米をよりおいしく食べてもらうための、新しい可能性を見出すことができた。よい評価を得たことで、自信にもつながった。これからも新しいチャレンジを続けていきたい」と意気込みを語った。