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山清路ぶどうの魅力を発信 応募者多数定員増やし開催

スタンド・配送センター

姫野さん(右)から指導を受けながら作業を行う会員

JA松本ハイランドは、組合員や地域住民を中心とした多面的な協同活動の実践に向け、体験型農園「夢あわせ農園」を2017年から支所を拠点に開園している。農作業を通じて収穫の喜びや農家の苦労をつたえることで、食と農の共感を醸成する狙いだ。
同JA生坂支所では、「夢あわせ農園」として「山清路ぶどうファンクラブ」を運営している。JA松本ハイランドぶどう部会川手支部、生坂村農業公社と協力し、栽培体験を通じて、生坂村特産の「山清路ぶどう」の魅力を発信するとともに、地域農業への理解を深めてもらうことを目指している。
ファンクラブを運営し、3年目を迎える今年は、定員を5名増やし募集したところ定員を上回る応募があり抽選となった。今年は、新型コロナウイルス対策として、複数の作業日を設定し分散開催とし、安心して参加できるようにした。
初回の作業は、6月11日と12日の2日間実施。11日には、7組13人が参加し、同公社の「シャインマスカット」と同支部会員の姫野功さんの「種あり巨峰」の園地で、ぶどうの木の株元の草刈りや房切りに挑戦。会員は、姫野さんやJA営農指導員から説明を受けたあと真剣な表情で作業していた。会員は生産者に「きれいな形の房にするにはどうしたらいいのか」「1本の枝にどのくらいの房をならすのか」など疑問に思ったことを積極的に質問し、ぶどう栽培への理解を深めていた。
今年初めて会員となった、安曇野市の丹羽昌代さんは「ぶどうが好きなので、興味があり、申し込んだ。1つの房を作るのに、こんなにたくさんの実を落としてしまうなんて思わなかった。今後の作業も楽しみに参加して、おいしいぶどうを収穫したい」と話し、同支所の丸山政徳担当理事は「皆様の協力により定員を増やすことができた。作業日を増やすことも楽ではなかったが、協力しあい実施し、参加者のニーズに応える事が出来た。参加者には、活動を通して、農家のことを知ってもらうとともに、生坂のぶどうを家族や友人へ広めてもらうことを願っている」と期待する。
会員は、作業後、近隣の農産物直売所や保養施設などを利用し、農業を通じた産業振興にもつながった。同ファンクラブは、今後7月に袋掛け、9月に収穫体験と山清路ぶどう即売会のお手伝いをすることになっており、栽培から販売までを体験する。