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農福連携事業のさらなる発展へ 福祉事業所との意見交換会を開催

積極的に意見交換を行う参加者

JA松本ハイランドは4月9日、松本市のJAグリンパルで農福連携事業意見交換会を開催し、近隣の福祉事業所8団体と行政、JA職員ら17人が参加した。農福連携事業への関心やニーズの増加にあわせ、実際に作業を行う福祉事業所から意見を聞くことで、作業しやすい環境づくりや事業の改善を図ることが目的。JAから令和2年度の作業実績や事業の概要について説明をしたほか、事業所から作業に対する感想や要望を聞き、さらなる事業の発展につなげていけるよう意見の交換を行った。
JAから、令和2年度JAの仲介で全449回の作業が行われ、農福連携のモデル事業がスタートしてから4年間で過去最高の作業回数となったことを報告。作業を依頼する農家戸数も年々増えており、農福連携事業が定着してきていることを伝えた。また、昨年4月に竣工した果実共選施設の改修に合わせて「農福」レーンを新設し、りんごの箱詰め作業の委託をスタートさせたことを説明。作業の様子も順調であったことから、今年度も積極的な協力を呼びかけた。事業所からは「農作業は大変だが、達成感を得ることができる」「マルチはぎや収穫など農家からの依頼にはさまざまな作業があるので、今後挑戦していきたい」など農福連携事業に期待する声が聞かれたほか、「作業内容に計量が含まれる場合、重量のあるものは女性の利用者では対応が難しいことがある」などの意見も出され、事業の改善に向けた積極的な意見交換が行われた。
同JA営農企画課の轟美知子課長代理は「今回、福祉事業所のみなさんから出された意見を参考にしながら、より充実した農福連携事業が行えるよう取り組んでいきたい」と話した。
同JAでは平成29年から農福連携のモデル事業をスタート。農家からの農作業依頼を受けて福祉事業所へ募集をし、マッチングをするなど、農家と福祉事業所との橋渡しを行っている。