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苗代現地指導会を開催 適切な管理で健苗の生産を

センターで育てた苗を確認する参加者

JA松本ハイランドは4月5日、水稲の播種時期にあわせて、苗代現地指導会を安曇野市の川手水稲育苗センターで行った。水稲苗を自家育苗している農家に向けて、各地区の水稲センターで毎年実施しているもの。前年の気象状況や生育状況を踏まえ、今年の育苗管理について説明。同センターでは明科・生坂地区の生産者4人が参加した。
当日は、同JAの青木米穀指導係が育苗管理の注意点を解説。緑化期に過度な潅水を行うと、苗箱の温度が上がりにくく、生育が遅れることや、被覆した状態での加湿がカビなどの病害発生の好条件となってしまうことなどを伝えた。また、水稲苗は暑さ、寒さに弱いため、日中のハウス内の温度は30度以上にせず、夜間は10度以下にならないようにするために、ハウス内のこまめな温度管理を行うためにも、温度計の設置と天気予報を確認することの重要性を説明。さらに、大変な中でも楽しみながら管理作業をするために、苗ローラーの使用や、水管理の違いによる苗の生長など、さまざまな管理方法を試験してみてほしいと呼び掛けた。
指導会に参加した腰原隆さんは「今年から自分で、育苗をすることにした。今回の指導会で説明があったとおりにできるか不安だが、何事も経験と思いながら挑戦したい。JAの指導係や先輩たちに相談しながら、いい苗を作りたい」と決意を話した。