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立派なナガイモ 土の中から次々と

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土の中から大きなナガイモを掘り取る瀬川部会長

県内一のナガイモ生産量を誇るJA松本ハイランド管内で、11月上旬から掘り取り作業が最盛期を迎え、東筑摩郡山形村などを中心に、生産者が連日、収穫に汗を流している。
令和2年産のナガイモは、7月の長雨による影響が心配されたものの、最も肥大が進む8月、9月の天候が安定していたことから、例年より細目であるものの、長く、きれいな形に仕上がっている。需要期の出荷量を確保するため、秋掘りで7割を収穫し、3月から始まる春掘りで残りの3割を収穫する計画。秋掘りは年内いっぱいまでつづく。
同村で40アールを栽培している同JA根菜部会の瀬川久幸部会長は5日、黄葉がすすんだナガイモ畑で収穫作業を実施。「7月の長雨で生育を心配していたが、苦労して管理したかいがあり、長く、形の良いものが収穫できている。特産のナガイモを多くの消費者に味わっていただき、冬を元気に過ごしてほしい」と話し、大きく育ったナガイモを次々と掘り取っていった。
同JAでは今年度、213戸の農家が68ヘクタールを栽培し、23万ケース(1ケース10キロ)の出荷を計画。出荷したナガイモの半数は県内に流通し、JA直営の農産物直売所や地元スーパーなどで販売されるほか、名古屋などの県外市場にも出荷する。
同JA産のナガイモは、山形村を中心に、火山灰・赤土・砂がまじりあった水はけがよく柔らかい土壌で、できる限り水を控えた栽培によって、箸でつかめるほどの粘り、コク、甘みの3拍子が県内外の消費者から人気を集めている。