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伝統の山辺ぶどうを次世代へ

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園地再生に取り組むメンバーら 3月25日、長野県松本市にて

長野県松本市山辺地区で、全国的な銘柄産地として知られる「山辺ぶどう」の産地を維持・継承するため、若手生産者を中心とした「山辺樹園地継承プロジェクト」が本格的に始動した。プロジェクトはJA松本ハイランド山辺支所、山辺果樹部会、松本市農業委員らで組織され、プロジェクトオーナーには山辺果樹部会青年部委員の金井孝王氏が就任。地域の関係組織が一体となり、耕作放棄地の再生と新規就農者の支援に取り組む。
同地区は標高600~700メートルに位置し、昼夜の寒暖差と長い日照時間が高品質なぶどうを育む産地として知られる。しかし近年は生産者の高齢化や後継者不足により廃園や耕作放棄地が増加。新たに園地を整備するには資材高騰の影響で10アールあたり200万~250万円もの費用が必要となり、次世代の参入を阻む大きな課題となっていた。
同プロジェクトでは、栽培を中止した生産者から有償で古いぶどう棚の解体・撤去を引き受ける事業を展開。地元関係組織が共同で雑木や障害物を取り除き、廃材の再利用なども行いながら、荒廃した園地を次世代が活用できる優良農地として再生する取り組みを進めている。
3月9~10日、23~25日までの5日間には、同地区のほ場で初の再生事業を実施。プロジェクトメンバーら延べ約60人が参加し、田んぼとして利用されていた農地約22アールをぶどう園として再整備した。
金井代表は「農地を手放したい生産者と園地を求める生産者の双方を支援し、次世代へ継承できる園地を確保して山辺ブランドを守りたい。この取り組みが他地域にも広がり、地域課題の解決につながればうれしい」と願いを込めた。 
同事業への問い合わせは、JA松本ハイランド山辺支所営農生活課(0263-32-3540)まで。