松本ハイランド情報
田んぼを次世代へ営農組織づくり
更新日:2026.04.06
安曇野市の請地康仁さん
高齢化と担い手不足がすすむ中、このままでは地域の田んぼを守れなくなるとの危機感から行動を起こしたのが、安曇野市の請地康仁さん(74)。就農25年目の今春、「一般社団法人 上押野営農組合」を設立し、地域有志とともに約15ヘクタールの水田で営農を始めた。
請地さんは幼少期から実家の米づくりを手伝い、会社員として兼業農家を続けてきた。父が体調を崩したことをきっかけに本格的に農業を継ぎ、現在は安曇野市農業委員会副会長も務め、地域農業の課題に向き合っている。
近年は、水路の老朽化や農地管理の負担増など、行政だけでは対応しきれない問題に対し、地域の有志と「上押野地域の農業を考える会」を立ち上げ、地域の水田を守り、次世代に繋ぐための意見交換会を重ねてきた。それが営農組合設立につながり、農地集積や水路管理、共同作業体制の構築など、持続可能な営農を目指す取り組みとして動き出した。
請地さんは「地域みんなで農地を守る意識を共有したい」と語り、将来的は分散する農地の集約や他作物導入も視野に入れる。田んぼの風景を次世代へ、その思いが地域の未来を支えている。







