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令和6年度はつらつ大学開講 26人が学びという旅へ出発

真剣に講義を受ける受講者たち

JA松本ハイランドは5月15日、令和6年度「はつらつ大学」の開講式を松本市のJAグリンパルで開き、26人が入学した。同大学は高齢者の生きがい学習の場をつくることを目的に毎年開講している。受講生は1年間、地域を超えた仲間とともに日々の暮らしに活かせる知識を学ぶ。
同JAの平沢昭久専務理事はあいさつで「この大学は37年の歴史があり、農を中心とした講座を時代の変化に合わせながら展開してきた。今年1年みなさんといっしょに講座を通じて新たな仲間づくりを行うとともに、積極的に支え合いながら学びという旅に出かけましょう」と激励した。
開講式後は、第1回講座を合わせて開きいた。同JA波田支所営農生活課の三治敬一郎課長代理を講師として招き、「人気夏野菜ガイド~家庭菜園~」と題して講座を行った。三治課長代理はは苗をプランターにすぐ植えるのではなくお湯などで温めてから植えること」や「水やりは涼しい時間にこまめに行うこと」など家庭菜園で重要となるポイントを伝えた。
受講者は同講座で学んだ栽培方法をもとに、プリンスメロンの苗を持ち帰りそれぞれの自宅で栽培していく。生育状況を受講者同士で共有し、つながりを深めながら収穫を目指す。
同大学は、「JA松本ハイランド夢あわせ大学」の学部に位置付け、JA管内の65歳以上の組合員や年金友の会会員などを対象に開く文化講座。高齢者が健康で安らぎのある生活、明るい地域づくりや仲間づくりをすすめるため、農業や健康管理、福祉など幅広い分野にわたって教養を高める講座を開く。受講生の約9割がリピーターで満足度の高いカリキュラムとなっている。特に、野菜づくりの講座は人気で、一連の講座は「JAらしく、他では味わえない」と毎年好評だ。