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初のドローン導入 より一層安全な小麦を

ドローンを使い防除する操縦士

JA松本ハイランドは5月8日から13日までの6日間、小麦の赤カビ病防除を目的に、ドローンを使用した農薬散布を管内の小麦ほ場全域で初めて行った。
今回の赤カビ病防除は、防除時期が5月の田植え時期と重なり、生産者による実施が難しいことから、JA全農長野の委託により行ったもの。赤カビ防止の農薬は小麦の開花時期と合わせたこの6日間に、株式会社グローバルリングが運営するSkyFarm®と同JA営農指導員によって、管内の麦畑388ヘクタールに散布。10日には、7つのドローンが管内を飛び回って順番にほ場を巡り、防除を行った。
今回使用したドローンは10haを10~15分で防除ができる性能を有している。ドローン1つあたり、同委託会社の職員が3人態勢で操作し、周囲の安全を十分確保したうえで行った。また、洗濯物や車に農薬がかかることを防ぐため、地域住民に散布を開始する旨を周知しながら、慎重に防除した。
同JA神林支所営農生活課米穀指導員の櫻井涼さんは「地域住民の理解と協力が必要なため、今回は事前に通知を渡すなどの対応をとったところ、ご協力いただけたことで、実施にこぎつけることができた。今後も徹底して防除などを行い安心安全な小麦を届けられるよう、品質管理に努めたい」と意気込んだ。