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とろろごはんで稼働の安全願う 小学生が共選所を見学

ナガイモの選果作業を見学する児童たち

JA松本ハイランドは11月1日、山形村の同JA根菜共選所で開所式を開いた。今年は10月29日を掘り取り解禁日として同共選所への搬入が始まっている。本年は、春の集中豪雨や、夏の高温干ばつによりの影響が心配されたが重量感があり、同JA産ナガイモの特徴である「粘り・甘み・コク」がそろった高品質な仕上がりとなっている。
開所式では、関係者に加え、山形小学校5年生児童26人が参加し、参加者全員で今シーズンの稼働の安全を祈願し、とろろご飯で乾杯した。同JA根菜部会ナガイモ専門部長の中川信隆部長は「私たち生産者が一生懸命に作ったナガイモです。皆さんには、安全第一で、丁寧に選果して良いナガイモを、消費者に届けていきましょう」と関係者に呼びかけあいさつした。
開所式終了後、同学校の児童たちは同共選所内で掘り取られたばかりのナガイモが次々とレーンを流れて等級ごとに選別されていく様子や通年でナガイモを出荷するためにイモを保管しておく大型の冷蔵庫を見学した。その後は、約60年にもわたる同部会のナガイモ栽培の歴史について座学で学びを深めた。児童たちは「共選所内は大きな機械がびっしり並んでいてびっくり。でも大事な工程は人の手によって行われていることが分かってとても勉強になった」と話した。
同共選所では、荷受したナガイモを冷蔵庫に保存しながら、1日あたり約1200ケース(1ケース10kg)の選果、箱詰めを行い、作業は来年秋まで続く予定だ。