メニュー閉じる

松本ハイランド情報

TOP > 松本ハイランド情報 > 広報 > JA松本ハイランドの出来事 > 研修生2人が地域を担う農業者へ 農業のバトンつなぐ

研修生2人が地域を担う農業者へ 農業のバトンつなぐ

三村会長(同JA常務理事)から認定書を受ける丸山さん

JA松本ハイランドや松本市などで組織する松本新規就農者育成対策事業運営協議会は、新規就農希望者に対し、実践的な農業研修を通じて、時代の変化に対応できる農業経営者を育成することを目的に「松本新規就農者育成対策事業」に取り組んでいる。
11月2日には、同JAグリンパルで第19期生修了式と第22期生の開講式を開催した。同協議会メンバーや研修生、研修生の受け入れ農家ら22人が出席。第19期生の2人に修了証を授与し、新規研修生2人に事業の認定証を交付した。
同JAの常務理事で、同協議会の三村晴夫会長は「第19期研修生のみなさん、修了おめでとう。修了されるみなさんの表情からは農業を生業としていくという気概にあふれている。日々成長する作物とともに経験をつんでいただき、地域の担い手として活躍いただきたい」と激励した。
修了生の丸山慧さんは「すべてのことがはじめてでゼロからのスタートでしたが、里親の山﨑さんはもとより地域のサポートのおかげで自信をつけることができました。これからは自分自身のことのみならず、新規就農者のサポートができる農業者になりたい」と力強く決意表明。また、認定証を受け取った研修生の鈴木涼太さんは「今日がスタートの日です。立派な生産者になれるよう1日1日を大切にしていきたい」と意気込んだ。
同事業は、長野県の「新規就農里親農業者登録事業」を併用しながら、新規就農希望者が先進的農業者から研修を受ける仕組み。農業の技術や知識を習得するだけでなく、JAや地域と積極的に関わり、地域とのつながりを作ることで円滑に就農ができるように支援する。研修期間は1期最長3年。JAが独自に行う生産者支援「夢づくりサポート事業」の支援策の1つに位置付ける。修了生の多くは地域の中核を担う農業者として活躍している。