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種ナガイモ模刻おまたせ! 目揃会でお披露目

制作を担当した生徒(中央2人)と完成した種ナガイモの模刻を受け取る中川部会長(左)と中村副部会長(右)

JA松本ハイランド根菜部会ナガイモ専門部は、今年度から種ナガイモの栽培及び選抜に取り組んでいる。その一環として松本市のエクセラン高校の美術科生徒4人にナガイモの原種模刻制作を依頼。できあがった模刻は同校の文化祭「白梅祭」(7月22日、23日)で展示された。その後更に改良を重ね、10月23日に同JA山形支所で行われた「ナガイモ目揃会」にあわせて引渡式が行われ、同部会員ら約60人にお披露目した。
同校美術科彫刻・工芸専攻の2年生の垣内那菜さんと久保寺翔淑さんが3年生のサポートを受けながら制作にあたった。長さ約54CM、太さ約5CMで同産地ナガイモの特徴である「先端が短く、真ん中は太く、下部の形状がきれいに丸い」などを忠実に再現した。竹製の芯に金網を巻き付け石粉粘土で造形を行い、麻ひもを金網に結びナガイモのひげを表現。アクリル絵の具を指につけ濃淡をつけながら彩色。質感を追求するため、石粉粘土にアクリル絵の具を混ぜ乾燥させ、粉末状にしたものを表面につけるなど細部にもこだわり完成した。
制作を担当した垣内さんは「見本のナガイモを触ってみると単調な形ではなくて僅かな 凹凸があっていろんな気づきがあった。貴重な経験ができたので今後に生かしていきたい」 と話し、久保寺さんは「依頼を受けて、はじめて人のためになる作品づくりに携わることが できてうれしい」と笑顔で話した。模刻を受け取った同部会の中川信隆部会長と中村宏副部会長はより忠実に再現された模刻の出来ばえに感服し、生徒に感謝の意を述べた。
同部会の中川部会長は「細部まで手の込んだ本物そっくりな模刻をつくっていただき、感謝の気持ちでいっぱい。わたしたち生産者もこの形を目指し、栽培技術をさらに磨き、消費者によろこばれる出荷を目指していきたい」と意気込んだ。
完成した模刻は、今後部会で開催される、目揃会や栽培講習会、種ナガイモの選抜会など様々なイベントで活用する予定だ。