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大粒ぶどう糖度しっかり 検査規格厳格に

出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランドぶどう部会は「シャインマスカット」「クイーンルージュ」の目揃会を管内3カ所で行った。9月7日は、山辺ぶどう集荷所に生産者150人以上が集まり、出荷へ向けて規格を確認した。
今年はぶどうの生育に適した高温と小雨により、ぶどうの色づきも糖度の上がりもよく、地域によっては糖度が23度を超えるほど、甘く高品質に仕上がっている。9月上旬から10月下旬まで県内をはじめ、中京や関西、九州を中心に出荷。「シャインマスカット」は6万1400ケース(1ケース4キロ)「クイーンルージュ」は2000ケースを出荷し、ぶどう全体で44万2870ケース、販売額14億4700万円を計画している。
目揃会では果実指導員が、サンプルを用いて粒の等級サイズや色づきについて出荷規格を説明。見た目だけで収穫の判断をせず食味も重視して収穫することや、箱の中でぶどうの色付きをあわせて詰めるなど、収穫や出荷の注意点を伝えた。また、今年から糖度が15度以下の未熟果を返品することを決め規格を厳格化し、「消費者に選ばれるぶどう」を作ることを目標に掲げた。
同JA山辺果樹部会の倉田佳実部会長は「山辺は実力のあるぶどうの産地だと自負している。10年作っているシャインマスカット、作り始めて4年目となったクイーンリュージュが共に選ばれるぶどうになるよう尽力していく。また、今年から行う規格の厳格化により、更に自信を持って出荷していきたい」と話した。