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食の大切さについて学ぶ場を 神林おやこ夢あわせ農園、開園

丁寧に種芋の植え付けを行う参加者

JA松本ハイランド神林支所は4月23日、松本市神林地区のほ場で、2023年度の「神林おやこ夢あわせ農園」の活動を開始した。同地区の親子やJA女性部員、職員ら15人が参加し、じゃがいもの植え付けを行った。
同農園は日常生活で農業に触れることが少ない子どもたちに、食と農の大切さや保育園や学校以外でこども達が集うコミュニティを作りたいと地元の母親たちが集まって活動を始めたものだ。同支所では支所協同活動の一環として、2017年よりこの活動をサポートし今年で6年目を迎える。
同JAの榛葉大輔営農指導員は「大人の長靴の幅を目安に種芋を植えましょう」とアドバイス。参加者は協力しあいながら、畑に一つひとつ丁寧に等間隔に種芋を置いていき、豊作を願って一斉に土をかぶせた。
参加者は「この活動に参加してから、子どもたちとスーパーに行った時など農産物の産地や値段を気にすることが増えた。実際に種から育てることで、食べ物をつくることの大切さを体験できる貴重な場となっている」と話した。
今後はスイートコーンやサツマイモ、ポップコーン用トウモロコシなどを栽培する予定だ。また、省力化にむけた新たな取り組みとして、畑の一画に緑肥効果が期待されるミニソルゴーを植えた後、すき込みを行い無農薬栽培に挑戦する。
同JAでは、組合員や地域住民を中心とした多面的な協同活動の実践に向け、2017年から体験型農園「夢あわせ農園」を各支所を拠点に開園し「食育」を伝えている。