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松本ハイランド情報

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スイカ定植スタート スイカの準備、着々と

一つひとつ丁寧に苗を植える中野さん

JA松本ハイランド管内で、4月に入り露地スイカ定植作業がスタートした。暖冬傾向に推移しているが、まだ早朝の冷え込みが心配されることから、凍霜害の対策を講じながら作業を進める。定植作業は、4月下旬をピークに、出荷時期をずらすため、7月上旬まで順次行われる予定だ。
松本市波田地区でスイカを250アール栽培するJA松本ハイランドすいか部会研究部部長の中野識文さんは5日から家族4人で苗の植え付けを始めている。この日は、2月20日に播種し、約30センチの大きさまで育てた苗、約1,000本を定植。中野さんは、「毎年天気や気候に悩まされるが、それらに打ち勝ち、たくさんの人に食べてもらえるスイカにしていきたい」と意気込む。
同JA管内では、定植された苗を氷霜害から守るため、ビニールと不織布を利用し、温度を保つことができる二重トンネルを設置し、対策をしている。また同JAでは、天候不順に対応するため霜予報をメール配信し生産者へ呼びかけを行い、凍霜害対策などの情報を発信している。
同JA産の「JA松本ハイランドすいか」は標高600~800メートルの火山灰土が蓄堆積する水はけのよい土壌で栽培される。昼夜の気温差が大きいことにより、糖度が増し、大玉で実の締まった「シャリ感」が特徴だ。今年の作付けは管内210戸で約200ヘクタールとなる計画。83万ケース(1ケース2玉)を7月上旬から東京や大阪など首都圏の市場に出荷。出荷額は24億5,000万円を見込んでいる。