松本ハイランド情報
コロナ対応OK!農でゲストにおもてなしを ハウスdeウエディングパーティー
更新日:2022.10.12
祝福を受けながら入場する新郎大さん(中央右)と新婦法子さん(中央左)
長野県松本市寿北の畑とビニールハウスで10月10日、JA松本ハイランドの組合員が結婚式を挙げた。式を挙げたのは同市で育苗や葉洋菜の栽培などを営む塩原大さん、法子さん夫妻。長引くコロナ禍で結婚披露宴を行うことが難しい状況下でも「地域の輪を大切にしたい」という大さんの強い思いから実現したものだ。
会場となったのは、普段は大さんが葉洋菜などを栽培する畑。青空のもと、親族や友人約80人が出席し、2人を祝福した。軽トラックに乗って登場した2人は自分たちが育てた、採れたばかりの新米を使ったライスシャワーを浴びながら入場。新婦が手に持つブーケは生産者である新婦のお母さまが育てた花を、自ら束ねて作成したもの。披露宴では「手作り感」をコンセプトに、新郎が日ごろ葉洋菜を出荷している取引先より、特別メニューの仕出し弁当が婚礼料理として並べられ、キッチンカーで各種ドリンクや山賊焼きが振る舞われた。
大さんは「はじめてのことで不安なこともあったが、我が家の畑に大切な方達を招き、感謝をかたちにできることが嬉しい」と話し、新婦の法子さんは「来場者がこの場所に来てくれるだけで感無量。忘れられない日になった」と笑顔で話した。列席した新郎友人の百瀬洋さんは「屋外での開催ということで開放的な雰囲気の中で他にない披露宴だった。コロナ禍の今、披露宴を諦めてしまう方が多いと思うが、そういう方たちの目に留まってほしい」と期待を込めた。