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スイカ栽培講習会 ブランド品質向上へ技術共有

スタンド・配送センター

JA職員の説明を真剣に聞く生産者

JA松本ハイランドは12月16日、スイカ栽培講習会を管内のスイカ農家全戸を対象に開き、164人が出席した。コロナ対策のため、2会場3回に分けて開催。今年度の販売を振り返ったほか、次年度にむけて栽培技術の共有を図った。
JAの販売担当者が今年度の販売経過の説明を行った。販売単価はお盆まで好調であったものの、8月の気象災害により品質低下となり最終的には昨年の平均単価を若干下回る事となった。栽培講習会では、お盆明けに発生した災害級の降雨により、品質の低下がみられたことから、ブランド品質維持・向上にむけて技術情報を共有。タンソ病や軟腐病といったスイカ栽培の大敵となる病気の予防防除徹底、気象観測装置の導入による発生予察について説明した。
反省会の後には、来年度に計画する同JAすいか共選所選果機更新工事について施工業者が説明を行った。新選果機では、音や光を使ってスイカ内部の品質を確かめる「内部品位センサー」、7台のカメラで外観を調べる「外観センサー」を更新することによって、空洞、傷の有無や糖度、熟度といった詳細な情報を高い精度で調べられる。また、これまで利用していた生産者のパソコンやスマホを利用した出荷予約機能に加えて、共選所の受付や選果結果の確認機能を充実させ、農家負担の軽減と品質向上を図る。
同JAでスイカの指導を担当する野菜指導センター和田の上條哲矢指導係は「近年の異常気象により、栽培管理は一層難しくなってきている。今後も生産者へのこまめな技術情報発信に努めていきたい」と話した。