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松本ハイランド情報

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Vol.60 「お酢の違いってなに?」

こども:

お母さんが新米で手巻きずしをつくろうっていったんだけど、お酢が終わっちゃったの。それでA・コープ店に買いにいったら、お酢に種類があってね、どんな違いがあるの。

大人:

酢には穀物酢(こくもつす)や米酢(こめず)、純米酢(じゅんこめず)、りんご酢にバルサミコ酢、らっきょう酢など、用途によってさまざまな種類があるんだよ。

こども:

なにが違うの?

大人:

そうだねぇ、簡単にいえば、でき上がるまでの工程や原材料が違うんだ。味わいが違って、得意、不得意があるんだ。もちろん値段も違うぞ。

こども:

じゃあ、どれが一番いいの?

大人:

一番っていうのはむずかしいなぁ...。例えば純米酢の原材料はお米だけで、じっくりと時間をかけて発酵させてつくるんだ。香りがよくまろやかで、豊かなコクがあってね、穏やかな酸味なんだよ。だけどね、それでは手間も時間もかかるから、穀物酢や米酢はアルコールを入れて効率よくつくるんだ。

こども:

同じに見えるお酢でも、中身が違うのね。

大人:

そうだよ。純米酢は値段が高いんだが、酢は一度にはたくさん使わないでしょ。

こども:

そうだね。いっぱい飲んだらむせちゃうよ。

大人:

使う量がわずかな酢は、本物がいいね。わたしが子どものころに食べた料理の味は、いまでも覚えているぞ。本物の酢を使った料理を食べることが将来のためにはいいね。

こども:

うん。わかった。お母さんに話してみるね。