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地域農業の魅力とくらしを考える 事例をもとにグループワークで学びを深める

向井さん(左)とグループワークを行う塾生

JA松本ハイランド夢あわせ大学「協同活動みらい塾」は11月6日、今年度第7回目となる講座をJAグリンパルで開き、塾生9人が出席した。今回は「農や地域の価値とマーケティング」~いい移住をして視る農と地域の価値~と題して講義を行った。
同塾第9期の卒塾生で東京都から2013年に松本市へ定住した向井しょうこさんを講師に招き講義。「その食事、Priceless」をテーマに向井さんが自身で営む農園について、松本市定住後、就農したきっかけや無農薬へのこだわり、中山間地を農地として活用するメリットなどを発表。向井さんは「私は大地の恵みをお金に変えるのではなく、家族の食を満たすために農業に従事している。農業の価値をお金としてとらえるのではなく、手をかけた量を『真心』として可視化することで新たな価値の創造ができる」と伝えた。その後、参加者と質疑を行ったほか、向井さんの事例をもとに、農や地域の価値をモノ・コトに分けて考えターゲット顧客に対してどのようにマーケティングしていくかなどグループワークで話し合い、学びを深めた。
講座に参加した塾生の宮沢由紀さんは「私も首都圏から移り住み農業を始めた。だが、日々農業をするなかで地域のことまで考えつくことはなかったのでこれからは農業を通してなにができるのかなど深く考えてみたい」と話した。