松本ハイランド情報
開所を祝いとろろごはんで乾杯 稼働の安全と高値販売を願う
更新日:2024.11.07
とろろごはんで乾杯
JA松本ハイランドは11月1日、山形村の同JA根菜共選所で開所式を開催。関係者と共選所の職員全員で今シーズンの稼働の安全を祈願し、とろろご飯で乾杯した。今年は10月29日を掘り取り解禁日として同共選所への搬入が始まっている。植えつけ直後の集中豪雨や、夏場の降水の影響により形状や収量への影響が心配されたものの、排水対策や防除作業、適期潅水対策を行った結果、重量、形状とも良いナガイモが収穫されている。
同JA根菜部会ナガイモ専門部の中村宏部会長は「生産者が過酷な気候の中で大切に育てたナガイモの出荷が始まりました。取扱には、十分注意して選別、荷造りをしていただき、待っている消費者の元に届けてほしい」とあいさつした。
百瀬文栄担当理事は「今年もおいしい仕上がりになりました。JA松本ハイランド産ナガイモは、ファンの多い品目のひとつ。目標の18万ケース販売が達成できるよう、皆さんのご協力をお願いします」と話し、山形村役場産業振興課の大池祐作担当は「村の特産品に期待が集まり『今年のナガイモはいつから購入できるのか』という問い合わせが役場にも届いている。山形村は今年、150周年を迎え、ナガイモは村の歴史にも刻まれている大切な農産物。村としても、記念イベントや他県への販売を通じて特産品をPRしていきたい」と話した。
開所式終了後は、部会役員とJA役職員で、地元の氏神様である大池諏訪神社へ、出荷期間中の現場の安全と高値の販売を祈願し参拝を行った。
同共選所では、荷受したナガイモを選別後、冷蔵庫に保存しながら、販売先のオーダーにより多い日で一日1,000ケース(1ケース10kg)の箱詰めを行い、直売所や県内のスーパーなどで販売される。共選所での作業は来年夏ころまで続く予定だ。