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地元農産物を味わって 生産者から消費者へ思い届ける

農産物の詰め合わせを配付するメンバー

JA松本ハイランド女性参画センター運営会議は10月30日に、同JA産の農産物を配布し農と食をPRする「よい食プレゼント2024」を松本市のJR松本駅前広場で開催した。同JA産の農産物やハイランドオリジナルブランド米「みどりの風」を袋に詰め、駅利用客らに手渡した。このイベントは同会議が生産者と消費者の交流する場を設け、地産地消や地域農業への理解を促進しようと企画し、今回で5回目の実施となる。
今年収穫したばかりの新米と生産者から寄せられた米やセルリー、白ネギ、リンゴなど30種類ほどをそろえ、直売所マップなどを同封したプレゼントを500袋を用意。全ての袋に様々な種類の農産物が入るよう、同会議メンバーや職員ら20人で手分けをして農産物を切り分けて袋に詰めた。SDGsへの取り組みとしてプラスチックごみになるビニール袋ではなく、同JAのオリジナルキャラクター「ゆめピーちゃん」がプリントされた特製紙袋を作成し使用。また、配付された野菜を受け取った感想を送ると抽選でプレゼントが当たるキャンペーンもあわせて開催した。
松本駅前広場にて、プレゼントを持った同会議メンバーが「地元産の農産物を配布しています」と呼びかけると、興味を持った学生や観光客が足を止め、用意した農産物は40分程で配付が終了するほどの賑わいをみせた。プレゼントを受け取った方は「旅行のいいお土産になって嬉しい」や「家に持って帰るのが楽しみ」と笑顔で話した。同会議の大島澄子議長は「たくさんの生産者の方々の協力のおかげで今年も開催することができ、ありがたく思っている。運営委員同士で交流しながらプレゼントを準備する時間も楽しく、渡した方から笑顔をもらえ、今年も素敵なイベントになった」と微笑んだ。
同会議では、今後も地元農産物の魅力発信や地産地消についても直接消費者と接しながらPRしていく。