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市田柿の魅力学ぶ ブランド構築と伝統を守るために

真剣な表情で市田柿について学ぶ塾生

幅広い視野でJA運動をけん引するリーダーを育成する「協同活動みらい塾」は9月3日、第5回講座をJAみなみ信州管内で開いた。新型コロナウイルスの影響などで視察型の講座を自粛していたが、5年ぶりに開催し塾生11人と同塾OB3人が参加した。
講座ではJAみなみ信州管内の南信州地域で栽培される干し柿ブランド「市田柿」の全ての加工を室内で行える施設として平成25年から稼働している信州市田柿工房を見学。同工房の中塚裕二所長が工場内を案内し、参加者は生産者が持ち込んだ柿が皮むきや選別、つるし作業を経て干し柿がつくられるようすを体験したほか、市田柿の歴史について学んだ。
その後はJAみなみ信州本所に移動し、市田柿ブランドとビジネス構造について4グループに分かれ、当日学んだことを踏まえ意見交換を行った。塾生は「ブランドを守るためにさまざまな取り組みを行っていることが分かり、常に変革していくことの大切を学んだ」や「商品を提供するターゲット層を詳しく考察し付加価値を提供していくことが重要」などと発表した。
同塾は、組合員を対象に、JA活動の将来のリーダー育成を目的とする。「JA夢あわせ大学」の6つの学部の1つで1期1年、全11回の講義を予定している。