松本ハイランド情報
お待ちかねの新米1等米でお届け 「つきあかり」初検査
更新日:2024.09.17
米を検査する検査員
JA松本ハイランドは8月30日、同JA産米早生品種「つきあかり」の初検査を松本市にある女鳥羽ライスセンターで行った。初日は、例年より3日ほど早い8月26日から27日までに収穫した17.2トンのつきあかりが持ち込まれ、5トンを検査した。今年は降水量も多く順調に生育したことから、問題なく例年並みの新米が店頭に並ぶ予定だ。JAの検査員が品質検査を行いフレコンからサンプルを抽出、採集したサンプルを均分して全体を代表する試料を採取する「縮分法」を利用し、水分量や整粒率、胴割れ米の有無を専用の器具や目視で確認。著しい高温の影響による品質や収量の低下が懸念されたが、降水量や生産者のたゆまぬ努力により順調に生育。胴割れ米が出ることはなく、整粒率は70%を超え、全量を最高位の1等米に格付けた。
「つきあかり」は、さっぱりとしておいしい味わいが特徴の早生品種。主力のコシヒカリよりも早く収穫ができることから、新規に栽培する生産者が増えている。去年と比べ、作付面積は5ヘクタール、出荷予定数は2トン増加した。今年度、同JA管内で生産している「つきあかり」は、9月末までにかけて49ヘクタールで約230トンの収穫を見込む。
同JA米穀課の萩原理夫課長代理は「昨年よりさらに品質の良い米を出荷することができ、安心している。米を待ち望んでいる皆さんに早く届けられるようにしたい」と話した。
つきあかりは、検査後ライスセンターでの精米を経て県内を中心に全国へ出荷。直売所には9月中旬ごろに、大型店には9月下旬ごろに並ぶ予定だ。