松本ハイランド情報
甘いすいかで暑さを吹き飛ばせ! 露地すいか出荷スタート
更新日:2024.07.01
すいかを出荷する生産者
JA松本ハイランドは7月1日、露地栽培の「JA松本ハイランドすいか」の出荷をスタートした。今年は定植後も低温による生育の遅れが心配されたが、生産者のていねいな栽培管理と好天に恵まれ順調に生育が進んだことで、例年より2日早い出荷開始となった。当日試し切りしたすいかの中心糖度は12.5度と十分な甘さがあり、今年も高品質に仕上がっている。
初日は生産者14戸がほ場検査に合格したすいか約3,500玉を、松本市波田のすいか共選所に持ち込んだ。場内検査員の目視による検査とともに、内部品位センサーや各種装置で糖度や熟度を測り、重量や空洞果などを選別して格付けした。同JA管内のすいか生産農家は192戸で、栽培面積は約190ヘクタール。露地すいかの出荷は7月下旬から8月上旬を最盛期に9月中旬頃まで続き、すいか全体で82万ケース、販売高は26億円を計画している。
同JAでは生産者にむけて6月27日に露地すいか出荷説明会を開催し、本格的な出荷を前に規格の再確認を行ったほか、つる枯病やアブラムシの発生への予防防除を呼びかけた。また、生産者の手取り向上を目的として、スマホと連動した「荷受予約システムアプリ」により、生産者とJA間の迅速な情報共有も行う。生産者は出荷予約だけでなく、持ち込んだすいかの選果結果などをアプリで確認し、管理作業の省力化も図る。
7月10日からは、同JA「あぐり資材センター和田」前広場で「すいか村」を開き、旬のすいかを販売する予定だ。