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食と農の歴史的課題を見つめる 農政協議会で全体学習会

参加者に講義を行う谷口教授

JA松本ハイランド農政協議会は1月31日、本所グリンパルで全体学習会を開き、現地参加とオンライン参加を含め354人が参加した。
全体学習会には東京大学名誉教授の谷口信和氏を講師に招いた。谷口教授はあいさつで「今回の講演を農村基本法への理解と今後の活動のアイデアに生かしてほしい」と話した。その後「基本法見直しは食と農の歴史的課題に向き合っているか~農業者と消費者の目線から見た食料安全保障の課題~」と題して講演を行った。講演では、農業の喫緊の問題として「気候や世界情勢から見る食料危機」についてや、「日本の食料自給率の低さ」、「食生活の変化などの国内の食料問題」について話した。また、それらの解決策として、国内で飼料を賄い、かつ簡易に作れる米を増やすために飼料用米の意義の検討や、水田の洪水防止などの多面的機能について伝え、水田そのものへ環境支払いとして維持費・助成金を国に求めることを提起した。参加者は今後の農業の課題について真剣に聞き、学びを深めた。