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気候変動に対応した品種を すいか試験品種試食検討会

試験品種を試食する参加者

JA松本ハイランドすいか部会研究部は近年相次ぐ急激な気温上昇や集中豪雨など、目まぐるしく変化する気候変動をふまえ、より病気に強く産地に適合した品種を探求している。8月18日、松本市のJAすいか共選所で後半品種の「すいか試験品種試食検討会」を開催した。同研究部員と種子メーカー、JA職員ら24人が参加。
同検討会ではJAの営農指導員が後半品種として導入されている「味きらら」と試験品種3種を同研究部員のほ場より用意。試験品種の生育状況を説明したほか、形状や打音、糖度を確認した。参加者はそれぞれの品種を順番に試食し、甘さや果肉色など全5項目を記入した後、それらを基に5段階で総合評価を決めた。
同研究部の中野識文研究部長は「近年気候変動の影響で苦しむ生産者もいる。産地を守っていくために耐病性品種の研究を通じ、生産者が多くの出荷ができるよう取り組んでいきたい」と意気込んだ。
同研究部では、10月上旬に今年度の変種や資材試験の結果報告と次年度にむけた検討のために試験成績検討会を予定している。