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希望をもって農業を続けられるように 松本市に生産者支援要請

要請書を手渡す田中均組合長(右)

JA松本ハイランドは7月14日、松本市役所で凍霜害等による農作物災害対策に関する要請を行った。同JAの田中均組合長とJAあづみの二村恵常務理事が臥雲義尚市長と上條温松本市議会議長に要請書を手渡した。
同JAとJAあづみ管内の一部地域では4月下旬から断続的に発生した凍霜害および5月に発生した降雨、降雹によっり農産物に大きな被害を受けた。被害総額は果樹、野菜、麦等を中心に2JAあわせて11億円に上り、3月の平均気温が高く温暖で推移したことから、特にりんご、なし、ももの果樹が開花しており、本年の収穫が見込めないほ場もあると被害の現状を説明した。
要請では、(1)果樹農家への必要な利子補給などの支援(2)サビ果など規格外果実の販売時にダンボールなどの資材購入費並びに販売経費への助成措置(3)収入保険の加入促進と保険料支援率引き上げ――3点について支援を求めた。
同JAの田中組合長は「生産コストの増加に加えてこの被害をうけた。生産者が希望をもって農業に打ち込めるよう支援をお願いしたい」と強調した。同市の臥雲市長は「災害によって生産者が精魂こめて育てている農産物が一瞬のうちに潰えてしまい、自然を相手にする農業の厳しさを痛感した。できる限りの支援を行い、松本の農業を支えていきたい」と話した。