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一房にかける思いを 青年部員が特産ブドウの栽培指導

ブドウの「ジベレリン処理」を指導する青年部員

JA松本ハイランド青年部山辺支部とJA松本ハイランド役職員は、山辺地区の特産品であるブドウを児童たちに知ってもらうことを目的として、20年程前から山辺小学校の6年生児童を対象にブドウの栽培指導を行っている。
5月18日、同小学校近くにある10アールのブドウ園で児童約100人が作業した。今回の作業では種の無いブドウをつくるための「ジベレリン処理」を青年部員とJA職員が指導。房をすべてジベレリン液に浸すことや、房を折ってしまわないように気をつけることなど、作業のポイントを説明した。児童たちはジベレリンの色素で手を真っ赤にしながらも、一房ずつ丁寧に作業をすすめた。
同支部の佐々木雅実支部長は「この活動を通じて、地元の農業を身近に感じてもらいたい。将来この子たちの中から、日本の農業を担ってくれる子が出てきてくれればうれしい」と願いを込めた。同校の久保田剛教諭は「地元の特産品がどのような工程を経てつくられているかを学ぶ良い場となっている。また、生産者の方が一房にかける思いを感じてもらいたい」と話した。
児童たちは、合計4回の作業を体験する予定で、2回目のジベレリン処理のほかに、本格的な夏の訪れを前に、ブドウの日焼け等を防ぐための「傘かけ」作業にも挑戦する。