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地域農業を支えるインフラ整備を 筑北ライスセンター竣工

玉串を奉奠する田中組合長

JA松本ハイランドが昨年から進めていた麻績村のライスセンター筑北の更新工事が完了した。8月31日に竣工式を執り行った。JA役職員や生産部会の代表者ら20人が出席し、完成を祝った。
これまでの施設は稼働開始から27年が経過しており、経年劣化が進んでいたことから、スムーズで安定した出荷を行うために麻績村と筑北村から補助をいただき、計5280万円の予算を投じて更新工事を行った。新たな乾燥機は、従来までの火力式から遠赤外線式に変更。遠赤外線式は乾燥ムラが少なく、エネルギー効率も上がっているため、省エネルギーで高品質な乾燥が期待される。また、合わせてもみすり機も更新し能力増強を図った。
竣工式で、同JAの田中均組合長は「筑北米は品質の高さから、販売先が定着しています。機械更新によってさらにスムーズで高品質な出荷を期待しています」と話した。
同ライスセンターは2021年度には553人の生産者が利用し、全取扱量は約700トンに上る。2022年度米の収穫は9月5日から始まり、9月下旬のピークに向け稼働する予定だ。