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ぶどう部会が目揃会を開催 盗難防止へ対策を

見本のブドウを見て目あわせをする生産者

JA松本ハイランドぶどう部会は8月27日、収穫時期をむかえた「巨峰」「ピオーネ」などの大粒種ブドウの目揃会を管内3カ所で開いた。JA今井ぶどう集荷所には、生産者約130人が出席し、出荷開始を前に、出荷規格や果樹盗難対策、収穫期の適正管理などを確認した。
同部会の村田厚部会長は「玉伸びも良く、順調に生育している。デラウエアからはじまりナガノパープル、巨峰、ピオーネなどいろいろな品種がたくさんある。食べ比べしてもらえるよう、市場の求めに添って、多くのブドウを出荷してもらいたい」と呼びかけた。
目揃会では、同JAの果実指導員が、集荷所の稼働計画や検査体制を伝えるとともに、サンプルを示して、重さや房型、着色などの荷造り規格を説明した。販売担当者は、盆前からの販売情勢を説明したのち、9月の彼岸需要に向けた数量の確保を呼びかけた。
同JAでは、近年多発している果樹の盗難対策として、行政や警察と連動した地域ぐるみでの防止策を進めている。のぼり旗の設置や夜間パトロール、地域住民への啓発チラシの配布などの盗難対策を実施。今季も防犯カメラの増設や盗難の危険性が高い畑への見回りの強化など、防犯意識を高め、産地が一丸となって盗難防止策を講じる。
盗難防止策について、同JA担当者は(1)侵入防止ネットの設置(2)個人での防犯カメラの増設―を説明。「地元警察との連携を強め、不審な人を見かけた場合はすぐに警察に通報することが重要」と話した。
同JAでは6月のハウス栽培「デラウエア」の出荷を皮切りに、露地栽培の同品種、大粒種と切れ目なく、10月下旬まで県内をはじめ、中京や関西、九州を中心に出荷している。ブドウ全体で28万8000ケース(1ケース4キロ)を販売する計画だ。