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新選果機内覧会 より一層の選果能力向上を

スタンド・配送センター

完成した選果機の説明を受ける生産者ら

JA松本ハイランドすいか共選所で進められていた、選果機の更新工事が5月下旬に完了した。新選果機で選果能力と選果精度の、より一層の向上を目指す。6月7日、生産者らを対象に内覧会を行い、約50人が参加。13日には、初稼働と同時にハウススイカの初選果を計画している。
これまでの選果機は、稼働開始から20年以上が経過し、経年劣化が進んでいたことと、選果設備の見直しにより効率的な選果を行うため、2021年9月から約11億円の予算を投じて整備工事を実施。スイカの1日処理量は35,000玉を誇り、国内有数の選果場となる。新選果機では、今まで以上にグレードアップされた外部品質センサーで、高解像度カラーカメラの撮影にあわせて、LED照明と特殊な画像変換処理システムにより高度な検査を実現。内部品質センサーは、スイカに光を透過させ分析することで糖度や熟度、うるみを測定する。空洞検査装置や重量測定装置など、きめ細やかな選果ができる他、生産者のスマホと連動した「荷受予約システムアプリ」により、生産者とJAとの情報共有の拡充を図る。生産者は出荷予約だけでなく、持ち込んだスイカの選果結果などをアプリで確認し、ほ場ごとに管理作業の省力化を向上させることができる。
内覧会に参加した生産者は「新選果機の導入で荷受けの待ち時間短縮につながることを期待している。この新しい選果機でたくさんのスイカを出荷していきたい」と話し、同JAのすいか共選所中島善彦共選所長は「選果機が更新され、より効率的な施設にリニューアルした。生産者用のアプリとあわせて、品質の安定したおいしいスイカを消費者の皆さんにたくさん届けていきたい」と意気込んだ。