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掘り取り間近! ナガイモ目揃会

出荷規格を確認する生産者

JA松本ハイランド根菜部会ナガイモ専門部は10月28日、山形村にある同JA山形支所の会議室にてナガイモの目揃会を開催。部員約40人が出席し、これからの出荷に向けての規格を統一した。
目揃会では、販売担当者から昨年度の販売実績の報告。担当指導係からは、今年の出荷規格を説明し掘り取りを開始するにあたり、選別に悩む物は共選所での選別を行うので迷う時間を短縮し、多くの出荷してほしいと呼びかけた。また、ナガイモをコンテナに詰める際は、擦れて傷つかないよう先端を手で包むように持ち入れることや、腐敗防止のために切り口はしっかり乾燥させるなど品質安定のための注意点を伝えた。
秋掘りのナガイモは10月29日から掘り取りと出荷が開始される。春掘りを合わせ今年度は18万ケース(1ケース10kg)出荷する予定だ。
秋掘りの最盛期は11月中下旬で、雪の降り始める12月下旬まで掘り取りを行う。肥沃で水はけのよい火山灰土壌で栽培されている管内のナガイモは、粘りとコク、甘みの三拍子が揃っていることが特徴。滋養強壮や健康を気遣う人への年末の贈答品として多くの方から人気を集めている。
同部会の中村宏部会長は「皆さんが排水対策や適期の灌水など、管理を徹底したことで試し掘りでは、品質の良い物が出ている。JA松本ハイランド産のナガイモを待っている方がたくさんいるので。多く出荷し、ブランド力を高め高単価での販売で皆さんの手取り確保につなげたい」と意気込んだ。