メニュー閉じる

松本ハイランド情報

TOP > 松本ハイランド情報 > 広報 > JA松本ハイランドの出来事 > 来年に向けて対策を カリフラワー栽培講習会

来年に向けて対策を カリフラワー栽培講習会

講師の説明を聞く部員

JA松本ハイランド野菜部会葉菜洋菜専門部は12月1日、同JAの波田支所、山形支所でカリフラワー栽培講習会を開催し、部会員計15人が参加。令和5年度の生育状況や販売経過・実績について報告したほか、令和6年度の生産販売方針について確認した。
栽培講習会では、9月以降も旱魃傾向で推移したことにより軟腐病や腐敗などの目立った発生が見られなかったことや、平年であれば出荷量が増え値崩れしやすい秋季でも、昨年の定植調査を基に出荷計画を立て、売り場確保に努めたことにより、安定した単価での販売となったことを伝えた。来年度の生産方針として、異常気象下での生産安定のため、品種特性に合わせた作付誘導やローテーション防除の実施による害虫や病害の発生防止に努めること、販売計画として、出荷予約の精度向上を図り販売先確保と相場の維持を図ることを共有した。また、同JAで栽培している品種の供給元である、株式会社武蔵野種苗園と株式会社サカタのタネから講師がオンラインで参加し、今年の生育状況を踏まえての病害や高温旱魃への対策方法など、品種特性や栽培管理について話した。
同JA野菜特産指導係の中條健太さんは「近年問題となっている夏季の高温旱魃への対策として、作付誘導やほ場の検査の強化を行い、安定した出荷に繋げていきたい」と話した。