松本ハイランド情報
本物と見間違う抜群のクオリティ 地元高校生と種ナガイモの模刻完成!
更新日:2023.07.27
JA松本ハイランド根菜部会は今年度から種ナガイモの栽培及び選抜に部会全体で取り組んでいる。その一環として松本市のエクセラン高校の美術科生徒4人にナガイモの原種模刻制作を依頼。このほど模刻が完成し、同校の文化祭「白梅祭」(7月22日、23日)で展示された。7月23日、同JA根菜部会の役員と同JA山形支所職員4人が同校を訪れ、展示されたナガイモ原種模刻2点の出来ばえを確かめた。
同校美術科彫刻・工芸専攻の2年生の垣内那菜さんと久保寺翔淑さんが3年生のサポートを受けながら制作にあたり、約2カ月の製作期間を経て完成。竹製の芯に金網を巻き付け石粉粘土で造形を行い、同産地ナガイモの特徴である「先端が短く、真ん中は太く、下部の形状がきれい」などを再現。アクリル絵の具を指につけ濃淡をつけながら彩色し、麻ひもを金網に結びナガイモのひげに見立てた。
制作を担当した垣内さんは「見本のナガイモを触ってみると僅かな凹凸があって、再現するために粘土を盛る量の微調整に苦労した」と話し、久保寺さんは「何度も色を塗り直し完成することができた。人のためになる作品づくりに携わることができてうれしい」と笑顔で話した。
同部会の中川信隆部会長は「生徒たちはこの短期間で本当によくやってくれた。再現性がとても高く、この模刻を見本に部会全体で高品質なナガイモを生産していきたい」と期待に胸を膨らませた。
完成した模刻は、更に完成度を高めて10月下旬に同部会のナガイモ目揃会や各種会議などで、部会員にむけてお披露目される予定だ。