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消費者のよろこぶ農産物を 講習会で学びを深める

スタンド・配送センター

メモを取りながら講習する部会員

JA松本ハイランド野菜部会は1月26日、グリンパル他3会場をオンラインで結び、ブロッコリーの栽培講習会を開催した。生産者34人が参加し、令和4年度の生産販売状況の確認と病害対策について学んだ。
栽培講習会ではJA担当者が令和4年度の生産販売経過について報告を行った。梅雨時期や8月以降の降雨により早い時期から黒すす病などの発生が見られたものの、効果的な防除と生産者のたゆまぬ努力によって高品質で出荷も安定していたことから、市場から同JA産をもとめる声が多く、堅調な販売となったことを報告した。
勉強会では株式会社サカタのタネの坂田英之さんを講師として招き、令和4年度に発生した黒すす病を中心に病害の対策方法など栽培管理について学びを深めた。坂田さんは(1)病害は菌が原因となることが多いことから風通しをよくすること(2)出蕾前に葉に発生してしまうと花蕾に移ってしまう可能性が高いため、特に初期の防除が大切であること(3)近年ゲリラ豪雨などが多発していることから排水対策としてうねを高くすること―を呼びかけた。参加した生産者はメモを取りながら、農薬散布の時期や病害に強い品種について積極的に質問をするなど熱心に受講していた。
生産者の太田郁浩さんは「ブロッコリーについてまだまだ知らないことが多くあった。常に消費者の立場になって考え、良い農産物を適切な時期に出荷できるよう日々改善に努めていきたい」と話した。