JA松本ハイランド青年部島立支部は5月11日、松本市島立小学校の学校田で、5年生児童にしろかきの指導をした。学校近くの7アールの田んぼで、5年生児童約60人が参加した。
児童たちは裸足になり「せーのっ！」の掛け声で一斉に田んぼに入った。慣れない田んぼの泥に足を取られながらも、友達と手をつなぎながら何度も往復し、人力のしろかき作業を体験した。
児童たちは「水が冷たかったけれど段々と楽しくなってきた」「最初の田んぼの様子と比べて平らになっていて、田植えの準備ができた」など、それぞれ喜びの声を上げていた。
担任の土屋健太先生は「社会科の授業で米づくりについて座学で学んだが、実際に田んぼに出て米づくりを体験できることは何よりも貴重で尊い機会。今後は児童が自発的に水の管理等を行い、収穫をむかえられると嬉しい」と話した。
同支部の濵禅支部長は「母校でもある同校の子どもたちに、普段食べているお米がどのような工程を経て食卓に並ぶのかを知ってもらいたい。活動を通じて食育の促進と地域貢献を果たしていきたい」と意気込みを語った。