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松本ハイランド情報

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放牧スタート 夏を快適に過ごして健康に!

広々とした牧場を自由に駆け回る牛たち

JA松本ハイランド管内で4月30日、美ヶ原高原にある牧場で牛の放牧が始まった。牧場でのびのびと過ごすことで、ストレス緩和や運動不足解消、丈夫な足腰を作り下牧後に出産や搾乳の時に踏ん張れる健康な体作りを目的に放牧している。
初日は、同JA管内の畜産農家2戸が黒毛和牛種21頭を放牧した。管理用のタグを首にかけてから牧場へ誘導。春のうららかな日差しのなか、牧草が広がる3ヵ所の放牧地に放たれた牛たちは、久しぶりの感触を楽しみ、芽吹いた牧草を食べたり「モォー」と声をあげたりしながら楽しそうに駆け回っていた。
同牧場は標高1400メートルから2000メートルの高地に位置し、涼しい気候と豊富な牧草で暑さが苦手な牛たちにとって、夏を過ごすには絶好の環境。今年は約300頭の牛を同牧場に放ち、11月上旬の下牧まで涼しい高原で快適に過ごす予定だ。放牧後は、牛たちの健康と今年の牧場の無事を願って、同牧場にある畜魂碑へ祈りをささげた。
初日に放牧を行った畜産農家で、美ヶ原牧場畜産農業協同組合代表理事組合長の百瀬勤さんは「個人では今年、全部で17頭を放牧する計画。秋まで元気にのびのびと育って、大きくなって帰ってきてくれればうれしい」と話した。