食と農
人と自然にやさしい農業への取り組み
更新日:2014.07.15
人と自然にやさしい農業とは、有機物の土壌還元等による土作りと、合理的作付け体系を基礎として、化学肥料、化学合成農薬、化学合成土壌改良資材を削減し、環境保全と生産性の維持・向上との調和を図りつつ、農家が幅広く実践できる持続性の高い農業をめざすものです。
健康な土づくりから
「健康な土作り」こそ環境保全型農業の基礎です。 土壌・生育診断に基づき、良質な有機物の土壌還元、深耕、輪作などにより健康な土をつくり、地力をつけます。
また、適切な施肥指導により、化学肥料等の使用を合理的に低減します。
有機資源のリサイクル
大量生産・大量消費の社会から資源循環型社会への転換がすすむなか、農業分野では、畜産など農業生産活動で排出される有機性資源や、食品残さなど利用可能な資源の土壌還元が、農業が本来持つ自然循環機能を活性化させます。
農業資材の適正処理
マルチやビニール等廃プラスチックや、農薬空き容器や不要農薬の適正処理の実施。グリーンプラ資材の普及を推進します。
減化学肥料・農薬へ
化学肥料、農薬の適正使用による使用量削減と、代替資材や農法の導入を実施します。
代替資材や農法の例
性フェロモン剤による防除
性フェロモンの性質を逆手に取り、害虫の繁殖を減少。
微生物資材の使用
微生物資材の使用で、植物本来の力を引き出し、病害虫の抵抗力をつけ、防除や化学肥料の使用を低減。
農薬以外の除草法
機械による水田の条間除草、アイガモやコイなどの生物の力による除草法など。
安全・安心基準とは、生産者、生産部会、JA、全農・中央会がそれぞれ、各立場が遵守すべき安全・安心生産の基本を取り決めたものです。
全生産者対象とJAにおいて、「農産物の安全・安心生産に関する誓約書」を結ぶとともに、生産部会やJA営農指導員を通じて、安全で安心な農業生産の実践の徹底に取り組んでおります。