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親元就農に支援の手を 新規後継者2人に支援金

田中組合長(左)から認定書と支援金を受け取る百瀬さん

JA松本ハイランドは、親元で就農する若手就農者が、安心して農業に取り組む事ができるよう、同JA独自の支援策「農業後継者支援事業」を展開している。新規就農者へは手厚い公的支援がある一方で、親元就農に対する支援が少なく、また親元就農者は令和4年度で前年に比べて全国で15%減少するなど、毎年全国的に下がり続けている。このことを受け、同JAでは就農意欲のある後継者を後押ししようと、同事業を平成29年にスタートした。
9月7日には、令和5年度上期支援金授与式を松本市のJAグリンパルで開いた。関係者ら8人が出席。同JAの田中均組合長が、事業申請者2人に支援金を手渡した。
田中組合長は「日々農業に“ずく”を出し取り組んでいれば、地域に馴染み、多くのことを教えてもらえるようになる。ぜひ、地域に溶け込んで様々なことを学び、吸収してほしい」と激励した。令和4年4月に就農した百瀬剣太さんは「県外で働いていた際に、よくJA松本ハイランド産の農産物を見かけたことや、周りの方からJA松本ハイランド産の農産物をほめられたことがきっかけで就農したいと思った。まだ分からないことが多いが、一つ一つ仕事を覚えて、地域や家族に誇れるような良い農産物を作っていきたい」と意気込みを話した。
同事業は、令和4年から6年度の「中期3ヵ年計画令和にじプラン」で取り組む「夢づくりサポート事業」の支援策の一つに位置付けている。これまでに37人が支援を受け、地域農業の担い手として現在活躍している。支援金は各年度300万円、総額900万円を計画している。