子どもたちに昔ながらの農業を伝える

更新日:2020年09月09日

JA松本ハイランド波田支所管内の15区農家組合は9月6日、地元の小中学生や保護者を対象に、稲刈りとはぜ掛けの体験会を開催した。同組合は今年度から、同JAの「モデル農家組合」として指定を受け、地域活動に力を入れて活動している。同組合のメンバーが講師をつとめ、参加した30人が稲刈り機と鎌を手に、稲刈りとはぜ掛けに挑戦。なれない手つきながらも、元気よく作業を行い、体験を楽しんだ。
稲刈りを初めて経験する子どもも多く、講師をつとめたメンバーが見本を見せながら、手を取り丁寧に指導。なれない鎌で、稲がうまく刈り取れず苦労する子供たちもいたが、協力しながら作業を行った。刈り取った稲は、自然乾燥の良さと、昔ながらの農作業を伝えようと、はぜ掛けを実施。子供たちが掛けられるよう、はぜ脚をぎりぎりまで低くし、「美味しいお米を食べよう」を合言葉に、一束一束丁寧に掛け進めた。参加した子供は「刈り取るのは、大変だったけど楽しかった。また体験したい」と笑顔で話した。12日には脱穀体験を行い、籾摺り後、塩むすびしにして参加者に振舞う予定だ。
同農家組合の百瀬一郎さんは「今は手で稲刈りをするところはほとんどないが、子供たちには昔ながらの農業を伝えていきたい。小さい時から農業に携わることで収穫の喜びや、農業の楽しさを知ってもらいたい」と語った。
同JAは、JAの基盤組織であり、組合員活動の原点である農家組合活動の活性化に力を入れ、2005年から、各支所にモデルとなる農家組合を選定して活動のきっかけを後押ししている。担当職員の配置や3年間の活動助成などを行い、各農家組合は、地域の特色をいかした作付けや伝統文化の継承、遊休荒廃地の利用などに取り組んでいる。モデル農家組合指定を機に活動が定着し、活発に活動を続けている組合も多い。

子どもたちに昔ながらの農業を伝える

自分たちで刈り取った稲をはぜ掛けする参加者

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